Modest Comments on What I Have Read


Modest Comments on contenporary politics by Akai OHI (Twitter:@AkaiOHI)。
by akai1127ohi
プロフィールを見る
画像一覧

<   2013年 03月 ( 1 )   > この月の画像一覧

政治時評(15)―民主党政権の「混乱」と自民党政権の「安定」

2009年政権交代以後、民主党による政権運営は実に素人政治だった。そんな素人政治であったがゆえ、多くの人が政治に関心を持った。こんな不慣れな連中で大丈夫だろうか、結構いいことやるじゃないか、いやいやそれじゃあ駄目だ、いやいやここは選んだんだからやらせてみよう、いやそれでもあまりに稚拙だ……などなど。2011年の地震と原発事故もまた、多くの人に社会的関心を引き起こし、開発型国作りからの転換や自然エネルギーなど、この国のあり方の原理的な問題について、多くの建設的提案も湧き起ってきた。

民主党政権の三年間は、政治が大変喧しかった時期と思える。多くの人が政権の帰趨に関心を持ち、右往左往する民主党の頼りない政治を、批判的にであれ共感的にであれ、なんであれ、かなり注視して議論した。そのやり方ではだめだ、もっとこうしろ、もっとああしろと、民主党に対する注文という形でも、今から思えば、政治的な意見の高まり、表明、議論があった。

昨年(2012年)12月、自民党に政権復帰して以来、政治は本当に「安定」した。
そのことをつとに感じる。さすが自民党だ、「統治に相応しい党(natural party of government)」 (Y口二郎氏)だ。政治が本当に「安定」した。政治は自民党に、職業政治家に任せるに限る。不慣れな連中が政治をやると混乱する。政治は自民党に、一部の職業政治家に回してもらうに限る。そういう感じで、日本の政治は再び、本当に「安定」した。

このような自民党による政治の「安定」を目の当たりにしながら、むしろ私は、政治が「混乱」し、政府も有権者もともに右往左往しながら、未熟成熟含めて多くの人が政治に対して関心を高め、様々に議論した民主党の三年間の方が、はるかにデモクラシーの実践であったと思う。日本有権者が初めて経験する本格的政権交代に未曽有の大震災と原発事故。わかりきった解のないなかで、政府も有権者も、みんなが右往左往しながら、行き過ぎや行かな過ぎや、滑稽も非効率もありながら、多くの人が政治に関心を持ち、声も上げるようになった。

自民党政権復帰による政治の「安定」への回帰は、やはり政治は自民党に任せるに限る、職業政治家に任せるに限る、訳の分からん未熟な新参者では困るわな、という諦念に基づいた「安定」だろう。このような卑屈な民衆的智慧によって再来した自民党的「安定」よりは、右往左往するアマチュア政治に対して、滑稽な提案から玄人風の提言まで有権者が自然と喧しく声を挙げる、けたたましい政治の「混乱」こそ、今から思えば、デモクラシーとして当たり前の姿があると思えてならない。
[PR]
by akai1127ohi | 2013-03-30 02:15 | 政治時評 | Comments(0)
ブログパーツ
カテゴリ
以前の記事
フォロー中のブログ
最新のコメント
メモ帳
最新のトラックバック
venusgood.com
from venusgood.com
http://while..
from http://whileli..
http://www.v..
from http://www.val..
愛国心を育てる名言
from 愛国心を育てる名言
愛国心を育てる名言
from 愛国心を育てる名言
愛国心を育てる名言
from 愛国心を育てる名言
イカー!イーカチュー!!
from イカチュウ
総員第一種戦闘配置!!
from 司令
しょーすしょすしょすw
from びえぶ
ちょちょちょ(^^;
from さい8
ライフログ
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧