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Modest Comments on contenporary politics by Akai OHI (Twitter:@AkaiOHI)。
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政治時評(7)-「紫陽花革命」に向けて

原発の再稼働問題を契機として、大きなデモと「政治化politicalization」のうねりが生じている。

再稼働問題と並んで、あるいはそれ以上に、むしろ脱原発についての確実で周到なロードマップを策定・採用・実施していない点において、私は現政権の後退と責任を強く感じる。大事なのは、再生エネルギーへの転換と全般的節電技術向上に伴った、原発の周到かつ計画的な廃炉への道筋を、早急に確定することと思う。

同時に「再稼働」問題は、この間、人々の「政治化」を引き起こす象徴的触媒となっており、主張の優先順位よりも、むしろその「政治化」自体にも大きな価値があると思う。60年安保闘争においても、5月19日以降、安保締結反対などもはや人々の奔流のごとき「政治化」の触媒にすぎなかった。

「再稼働反対」を契機としたその「政治化」はまた、再生エネ転換と原発の計画的廃炉にもつながる圧力となると感じる。私自身は、「再生エネへの展開と脱原発ロードマップ」を自分自身の主張眼目として、明日金曜日の「紫陽花革命」に参加したいと思う。
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by akai1127ohi | 2012-06-29 01:01 | 政治時評 | Comments(0)

政治時評(6)-6月15日・首相官邸前デモと樺美智子献花式

6月15日、大飯原発再稼働に反対する首相官邸前の抗議デモに参加してきた。

首相官邸前のデモ行動は、大変な盛り上がりを見せていた。マイクを使ってのパフォーマンスは8時で終わり、6月15日の風が心地よかった。

デモ行動終了後、場所を国会南門に移動。6月15日は、52年前の安保闘争で樺美智子が亡くなった日でもある。国会南門は首相官邸から数百メートルの距離だが、こちらはひっそりとしている。昼になされたという小さな献花と、花を持った壮年の女性と男性が一人ずつ。ライトに照らされた石の門に、警官が十人ほど立っている。私を含めた数人が、21時から始まる、ささやかな献花式を待っている。

脱原発デモの盛り上がりも、今日の樺美智子6・15献花も、戦後と現代のデモクラシーを考える触発となった。認識が「ミネルヴァの梟」だとすれば、歴史は自身を認識することなく作られる。複雑化する同時代のデモクラシーの位置について、可能な限り「言葉」を与えるよう努力してみたい。

               ***

ブリュメール
          樺美智子

そこには みにくさがある
アメリカ革命にあったように
フランス革命にもあったように
人間のみにくさがある

そこには 悲惨さがある
それら以上の悲惨さがある

しかし
よりひたむきな清純さが
自由以上の自由を求める心が
そこにはある

こんな風に私は思う

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by akai1127ohi | 2012-06-29 00:58 | 政治時評 | Comments(0)

政治時評(5)-ドイツの脱原発の道筋

先日、「ドイツの脱原発」に関する山脇直司教授の講演に参加してきた。講演において第一に印象的なのは、ドイツがいかに周到で先を見た脱原発計画を形成して来たかという点だ。80年に緑の党が結成されて以来、、2000年に社民党と緑の党の連立によるシュレダー政権が2022年の原発終了で電力会社と合意。福島事故後、メルケルがこれを踏襲している。

第二に、1980年の結成以降、ドイツ緑の党の「成功」は、常に脱原発への対案(再生可能エネルギー)を示し、それを企業の採算性に合致するものとして説得的に提示した点にある。すでにジーメンス社は原発事業から徹底している。

第三に、脱原発に向けたドイツの宗教界の影響力の大きさである。政治的には保守的なキリスト教会が脱・反原発を主張し、CDU/CSUにも大きな影響を与えた。市場や原発に対する宗教的倫理的な制約が、経済「合理性」に対する政治の力として無視しえない実効性を果たしている。この点日本と著しく対照的である。

原子力は再生可能エネルギーまでの「過渡期的エネルギー」。だが「過渡期的」原子力がその形成に伴う既得権や「ムラ」と伴に、あたかも「永続的」となってしまう。日本においても、脱原発への周到なロードマップと、原発の「過渡期性」を真とするための再生可能エネルギーの確立普及が急務と感じる。
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by akai1127ohi | 2012-06-27 23:59 | 政治時評 | Comments(0)

政治時評(4)-朴元淳ソウル市長のインタビュー

『世界』(2012年7月号)にて、「朴元淳市長インタビュー」を拝読。大阪では「市長」が主役だがソウルでは「市民」が主役。ソウルでは朴市政の下で、市政参加の制度的確立や障がい者や在韓外国人の代表制が進んでいる。大坂市長もソウル市長もツイターを愛用するが、大阪市長が深夜のストレス発散に対し、朴市長は相互コミニケーション的であり、夜半に@返信のつぶやきが多い。

代議民主制に対する不信が拡大しており、その批判的克服が求められている。同時に、既存の代議民主政においても、例えば韓国「落薦落選運動」や野党圏統一予備選など、日本も参照すべきと確信する。朴氏を市長に押上げた韓国野圏運動と現ソウル市政には、閉塞日本政治と停滞左派諸野党に対して参照点が多い。

日本でも、脱原発やTPPなどの一致点で、各選挙区で社共緑で野党圏統一候補予備選を行い、公開議論の上、市民参加と予備投票で統一候補を決め自公民に対峙させるといった、躍動的試みが要求されてしかるべきだ。AKB同様、投票すれば「自分の候補」という親近感と参加意識が高まるだろう。
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by akai1127ohi | 2012-06-26 09:17 | 政治時評 | Comments(0)

【詩】 汽水

『川釣り入門』と『海釣り入門』という児童書では
川の魚と海の魚ははっきり分かれていた

しかし川でハゼ釣りをしていても
小さなカレイやチヌが釣れることがあった
はじめは何か、汚染や天候などの異常のせいかと思った

それでも経験の反復を通して
川でも海の魚が釣れることに慣れていった
そんなもんか、と捉えるようになり、やがて「おり込み済」になった

いつしか、川釣りと海釣りの区分は一応の区分であり
現実は曖昧なのだと勘づくようになった

ずっと後
河口には淡水と海水が混ざり合う汽水域というのがあると知ったが
さして知識が増えた気にはならなかった
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by akai1127ohi | 2012-06-06 23:17 | | Comments(2)

政治時評(3)-排外主義という悪兆

在特会が大阪のロート製薬本社に押し入ったり、新宿の示威行動にて老人を突き飛ばすというニュースに、何かこの社会の底が抜け落ちていくような深い悪兆を感じる。欧米であれば、保守政党の党首でさえ、「暴力は許されない」とか「敬老精神は重要だ」程度のコメントは出すだろう。

このような病理にどう対応すべきなのか。何よりも、差別的宣伝行動を行う当事者に、(「相手にせず」というのでなしに)、常識的な声を直接に挙げることは、やはり重要かと思う。自戒も込め、「自らを貶めるな、気高い精神を持て、立ち直れ」と言いたい。

だがより根本的には、境遇の悪いものが闇雲に鬱憤のはけ口を探す、我々の社会の構造それ自体の問題であろう。明らかに下品で露骨で差別的な言説が、意匠を変えつつ、われわれの社会の日常茶飯になりつつある薄気味悪さがある。パイが小さくなるならなるで、それでなお差別排外言説に人々がすがらずに生きていける知恵が急務だ。
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by akai1127ohi | 2012-06-06 23:11 | 政治時評 | Comments(2)
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