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Modest Comments on contenporary politics by Akai OHI (Twitter:@AkaiOHI)。
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民主党政権について

山口二郎氏によれば、篠原一、松下圭一、坂野潤治といった重鎮政治学者が民主党政権を評価する一方、50歳以下の世代の学者はせっかくの政権交代なのに民主党の不出来に欲求不満をためているという。

「目の前の政治変化をどの程度長い時間軸で捉えるかによって、評価の仕方は異なってくる。上の世代を見習ってあまり短気にならず、鳩山政権のよいところをおだてて引き出すという態度が必要なのだろうと思い直している。」(YamaguchiJiro.com)

おそらく、民主党への評価は皆同じだが、それ以上に、自民党への拒否反応が異なっていて、それが民主党政権への態度の微妙な差異に出ているのではないかと推測します。

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現在、大手各紙は、東京新聞など一部の地方紙を除いて、民主党批判にかじを切っている。しかし、今の民主党批判には、「群盲象をなでる」の感があります。「批判」の一点で共通しつつも、その中身はてんでバラバラです。たとえば、朝日の早野透はマニフェストの不実行を攻め立てるが、同時に、マニフェスト絶対主義を「民主主義」と勘違いする民主党への批判も強くあります。

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今感じることは、総理退陣要求を匂わす「朝日」をはじめ大手新聞や、前回総選挙から3カ月で解散総選挙を要求する自民党の意味不明ぶりです。これらの主張は端的に無責任です。

仮に鳩山内閣が今総辞職すれば、福田、安倍と1年間で政権を放り投げた後で、今度は3カ月で政権放棄する国とは、どれだけ政情不安な国でしょうか。朝日を含めた責任ある言論メディアが、総理の取り換えゲームで遊んでいいものでしょうか。株価も日本経済も大きな損害を受けるでしょう。仮に、鳩山内閣が解散総選挙の要求を受けることがないとわかっているからこのような主張をしているのであれば、それこそ野党の立場に甘えた無責任です。同時に、不必要な退陣要求は、野党にとって「伝家の宝刀」である解散総選挙要求の「インフレ状態」を招き、本当に政権にとって決定的スキャンダルが出てきたときのそれの価値を低めます。

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さらに絶望的なのは、ネット右翼の動向である。
米軍基地の移設問題で社民党を責める段におよんで、一体、日本とアメリカと、どちらに向いて話しているのかと問いたくなる。北朝鮮に日本の「主権」が侵されているというのなら、アメリカによる半世紀にわたる主権侵害には何も言わないのか?対米従属を与件とした日本「ナショナリズム」は、そもそも「思想的破産」が運命づけられている。このような人々は「愛国」の前線で奮闘しているそぶりを見せつつ、その実、銃口を後ろ側の自陣営に対して向けている裏切り者であって、このような主張に対して本当のナショナリストは、断固として no mercy for coward と言わなければなりません。

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およそ50年続いた自民党政権の後に生じた新政権に対して、100日でその本質を見極めたかのような評論は、秋葉原事件の翌日に容疑者の動機について詳述する心理学者のような愚です。とにかく、批判の対象となるまでの期間は、やらせてみてから判断するべきだと思います。
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by akai1127ohi | 2009-12-27 21:31 | Comments(0)

権利はない、責任がある。

オバマ大統領によるアフガンへの三万人の追加派兵の決定は、川田龍平氏の「みんなの党」入りと同様、失望させられるニュースだった。この間、増兵か、それともアフガン戦略の抜本的見直しかを迫られた中での決断だっただけに、私も注目していました。この様なやり方でアフガンのガバナンスが安定するのだろうか。アフガンの戦闘が、「ブッシュの戦争」から「オバマの戦争」にならないか危惧します。

同時に、米兵の即時撤退を求める、オバマへの「左からの批判」にも同意できません。ブッシュ政権からあれほどアフガン内政をかき回して、最低限の治安さえ回復できていないまま、即時撤兵=善という議論は、ある種「無責任」なように思います。アフガンの人達による、持続的な自治統治のためにも、最低限の治安回復は、おそらく最も優先順位の高い課題だろう。

この件でチョムスキーが、BBCの討論番組で、「アメリカはアフガンから撤退すべきと思うか?」という問いに対して、「侵略軍invasion armyには、権利rightはない。責任responsibilityがある。」と述べていたのが印象的だった。単純な話だけど、アメリカには増兵も撤兵も、自分たちで決める権利はない。ただ、アフガンに介入して政権まで倒した責任がある。その責任の果たし方を決めるのはアフガンの世論である。が、それが今一番missingである……。

               ***

報道を見る限り、今回のオバマの決定によってアフガンで生じているのは、闘争心にさらに火をつけられたタリバン兵の姿です。アメリカは、侵略した責任を果たすべきだと思う。そして、「増兵」は、その責任の果たし方ではないだろうと思う。
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by akai1127ohi | 2009-12-23 21:43 | Comments(2)

『年報政治学』(2009年-Ⅱ)

12月10日刊行、日本政治学会編、『年報政治学(2009年-Ⅱ)』(木鐸社)に、戦後日本政治学における「ラスキ・ブーム」について論じた論文が載っています。興味のある方はご覧ください。

著者は、

・歴史論文に徹するスタイルで書かれているが、概念をより先鋭的に深める視点があっても良かったと思っている、それは今後の課題にしたい――

・極めて細部における数か所の誤字を指摘していただいた木鐸社の坂口さん、および「ラスキ・ブーム」時の日本政治学の状況についてお話を伺うことのできた石田雄先生に感謝をしている――

と申していました。
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by akai1127ohi | 2009-12-20 02:29 | 散文 | Comments(0)

29歳

29歳になった。
20代最後の年、あれもしたい、これもしておきたい、そんな年になりそうです。

                ***




                ***

男であることの誇り、女であることの誇り、貧乏であることの誇り、常勝人生であることの誇り、病弱であることの視点、スマートであることの誇り、人を愛するぶざまさをさらけ出した人間であることの誇り、髭を蓄えた人間であることの誇り……。

とにかく何か一つの基軸を決めて、そこに拘泥して、そこに揺るぎのない誇りを持つ人間が放出する独特の気風を、私はまだ放出しえていません。

自分の「持ち分」に誇りを持つからこそ、他人の「持ち分」にもまた、尊重を持てるはずです。そう、そして、自分自身の誇りを持つべき基軸を、そろそろ本当に決定しなければならない時なのです。
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by akai1127ohi | 2009-12-06 02:27 | Comments(8)
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