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Modest Comments on contenporary politics by Akai OHI (Twitter:@AkaiOHI)。
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カテゴリ:政治時評( 64 )

政治時評(4)-朴元淳ソウル市長のインタビュー

『世界』(2012年7月号)にて、「朴元淳市長インタビュー」を拝読。大阪では「市長」が主役だがソウルでは「市民」が主役。ソウルでは朴市政の下で、市政参加の制度的確立や障がい者や在韓外国人の代表制が進んでいる。大坂市長もソウル市長もツイターを愛用するが、大阪市長が深夜のストレス発散に対し、朴市長は相互コミニケーション的であり、夜半に@返信のつぶやきが多い。

代議民主制に対する不信が拡大しており、その批判的克服が求められている。同時に、既存の代議民主政においても、例えば韓国「落薦落選運動」や野党圏統一予備選など、日本も参照すべきと確信する。朴氏を市長に押上げた韓国野圏運動と現ソウル市政には、閉塞日本政治と停滞左派諸野党に対して参照点が多い。

日本でも、脱原発やTPPなどの一致点で、各選挙区で社共緑で野党圏統一候補予備選を行い、公開議論の上、市民参加と予備投票で統一候補を決め自公民に対峙させるといった、躍動的試みが要求されてしかるべきだ。AKB同様、投票すれば「自分の候補」という親近感と参加意識が高まるだろう。
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by akai1127ohi | 2012-06-26 09:17 | 政治時評 | Comments(0)

政治時評(3)-排外主義という悪兆

在特会が大阪のロート製薬本社に押し入ったり、新宿の示威行動にて老人を突き飛ばすというニュースに、何かこの社会の底が抜け落ちていくような深い悪兆を感じる。欧米であれば、保守政党の党首でさえ、「暴力は許されない」とか「敬老精神は重要だ」程度のコメントは出すだろう。

このような病理にどう対応すべきなのか。何よりも、差別的宣伝行動を行う当事者に、(「相手にせず」というのでなしに)、常識的な声を直接に挙げることは、やはり重要かと思う。自戒も込め、「自らを貶めるな、気高い精神を持て、立ち直れ」と言いたい。

だがより根本的には、境遇の悪いものが闇雲に鬱憤のはけ口を探す、我々の社会の構造それ自体の問題であろう。明らかに下品で露骨で差別的な言説が、意匠を変えつつ、われわれの社会の日常茶飯になりつつある薄気味悪さがある。パイが小さくなるならなるで、それでなお差別排外言説に人々がすがらずに生きていける知恵が急務だ。
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by akai1127ohi | 2012-06-06 23:11 | 政治時評 | Comments(2)

政治時評(2)-自民・「維新」連立政治への警鐘

次期衆院選当落予想など散見しては、強い鬱屈感に駆られる。民主半減、自民大幅増、みんなと維新が各々「30~50」、なぜか社共微減というのが大方予想であり、私の認識も基本的に同じだ。これを与件とすれば、自民が比較第一党、自民中心に維新や公明との連立勢力が模索されるだろう。

自民と「維新」の連立は、戦後史上最悪の「チンピラ右翼政治」といわざるをえない。それを、私は強く警鐘したい。思い返せば2009年、政権交代から三年、何とも短かった「政権交代」夢であった。日本の有権者には、政権交代などまだ早かったということか。

自民党による統治安定性が崩れ始めた1990年代初頭、自民党は社会党を抱き込むことで政権復帰し、社会党は結局的に自民党に「合わせる」羽目となり、その後の低落の契機となった。自民党は社会党を「絞りとって」政権復帰した。

2000年代初頭、小選挙区での単独勝利がおぼつかなくなった自民党は、公明党創価学会という禁断の果実に手をだし、その組織票に選挙区での最後の一押しを依存することになった。再度崩れかけた自民党が、禁断の果実を杖として何とか政権を維持した。

2009年本格的政権交代以後、今また自民党は、多分に敵失を前にして、「大阪維新」という「身から出た麻薬」に手を染め、政権復帰しようとしている。自民党は落ち目になる度、中小政党に寄生し、その英気を吸い取り、その麻薬に蝕まれ、その劇薬に乗じることで政権復帰してきたといえよう。

               ***

現在、近似二大政党のなかで自民党は、「党のアイデンティティ」を差異化するため、憲法でも社会保障でも急激な右派展開している。また、「維新」に刺激される形で公共部門への攻撃で加点しようとしている。それは憲法試案や河本バッシングに如実に現れている。

このような「日本のあり方」は、新しい社会運動、伝統的左派、左派、リベラル、民主党の一部が共通して否定しえるものだろう。各人がそれぞれ純度の高い原理的立場を把持しつつ、その原理性を現実に反映させる「政治的プラグマティズム」とは、かかる右派政治を拒否するための現象的連帯と思える。
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by akai1127ohi | 2012-05-30 01:25 | 政治時評 | Comments(2)

政治時評(1)-「閉じた日本」と「開いた日本」

2012年5月3日、65回目の憲法記念日を京都で過ごした。

今年は、震災・原発事故と25条(生存権)、大阪を震源とする「君が代禍」と19条(良心の自由)、自民憲法案の国家主義の地金に対する13条(個人の尊重)の価値など、例年にまして現行憲法の重要さを感じる5月3日となった。

あらためて、9条、11条、13条、19条、24条、25条など日本国憲法が持つ政治道徳の指針の幅広さと可能性、普遍性を感じる。自民党的国家主義の地金、新自由主義の趨勢、橋下ポピュリズムなどに対抗する人々が依拠すべき、大きな政治理念の指針と感じる。われわれが依拠すべき「対抗軸」は、日本国憲法にあると思える。

今年、5月3日を「建国記念日」とする意見があり、共感した。この国には2月11日を「建国記念日」とし、5・3を唾棄すべき諸悪根源とする人々がいる。反面、5月3日を自尊の気持ちで迎え、実質的に、現行憲法の理念下になるわれわれの政治社会への愛着と誇りを更新する人々もいる。

2月11日の日本と5月3日の日本という「二つの日本」があろう。ベルクソンをもじれば、2・11の日本は「閉じた日本」になりがちであり、5・3の日本は「開かれた日本」につながりうる可能性があると感じる。日本国憲法という固有の価値を、いかに「開いた日本」につなげていくか。それは、この列島で生じる事柄の当事者性を、「国民nation」から「民衆people」へ広げていくことと感じる。
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by akai1127ohi | 2012-05-16 00:29 | 政治時評 | Comments(0)
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