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Modest Comments on contenporary politics by Akai OHI (Twitter:@AkaiOHI)。
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慶熙大三週間―(5)ソウル市長選(2011年10月26日)

9月のソウル滞在中、地下鉄の新聞広告では、柔和な笑顔の中年男性の顔ばかり見かけた。「時の人」なのだろうと思ったが、後に、来るべきソウル市長選(10/26)の野党圏統一候補・朴元淳弁護士だと知った。

前回ソウル市長選(2006)では、盧武鉉時代に総理を務めた韓明淑氏(民主党)が大接戦の末、ハンナラ党に惜敗した。今回、野党圏からは、民主党、左派の民主労働党、市民運動の朴弁護士の三者が出馬表明したが、共倒れを防ぐため野党圏で予備選挙を行い、朴弁護士を統一候補としたのだ(KBS記事)。

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野党圏(進歩陣営)の統一候補樹立の過程は実に印象深かった。朴弁護士は「参与連帯」を創設した市民運動家で、2000年の「落選運動」を主導した人物でもある。

最大野党の民主党は統一候補を譲る形になったが、朴氏は「精神は民主党員」と述べ両者は協力関係にある。朴氏は金大中図書館へ向かい、李姫鎬氏(故金大中パートナー)の支持を得ている。



上記は朴候補の選挙公報。前回の市長選候補だった韓明淑氏をはじめ、民主党の面々を含めた、野党圏の大同団結ぶりを示している。

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ハンナラ党は羅卿瑗氏で、女性の政界進出は左右を問わず活発だ。朴候補が李姫鎬氏の支持を得たのと対照的に、羅候補は金泳三、金鍾泌の応援を得ている。結局、「三金」なるものも、(トロイカが小鳩と菅の2対1だったように)保守「二金」と金大中の2対1だったといえよう。
               


羅候補の選挙広報。ハンナラ党支持が多い老年層向けの政策に力点を置いているそうです。

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これらの政治風景は、日本のお寒い政治停滞から見て、切ないほど羨望と感じる。岩のような軍事独裁を自力で破った韓国民主圏の遺産をつとに感じさせる。素人が、女性が、積極的に大文字「政治」に参加し、影響力を与えるダイナミクスが歴然としてある。日本の野党圏は、韓国より何十倍も弱い上、分裂したままでいる。

日本では、おしなべて左派の知識人の間に、これまで連綿と「権力潔癖主義」があったように感じる。少なくとも、学問・論壇と政治の間には、大きな溝が歴然としてあった。現実の政治を語ることを「生臭い」として禁忌し、政治への接近を戒める訓戒には事欠かなかった。

このような「権力潔癖主義」に理由があったのだろうが、今となっては、私はこれは考え直してしかるべきではないかと思います。結果として、論壇は左派知識人が優勢の時代も、政界は徹頭徹尾、保守職業政治家の欲しいままにしてきた。政治の話を遠慮していて、政治に参加することを白眼視していて、一体どんなデモクラシーが育つだろうかと問う必要があるように思う。
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by akai1127ohi | 2011-10-22 21:11 | 잠깐만요! | Comments(0)
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